医学部入学を諦めない!浪人生におすすめの予備校

公開日:2017.05.30 更新日:2023.10.18

最難関である医学部受験は浪人から合格を勝ち取る方も多く、そのほとんどが医学部予備校を利用しています。
効率的に学び、浪人生として医学部合格を掴むためには、自分にあった医学部予備校を選択することが大切です。

ここでは、浪人生の方が抱える学習に対する不安を解消することができるよう、予備校で学ぶことのメリットや、自分に合った予備校の選び方についてご紹介していきます。

浪人生に医学部受験は不利?

医学部受験は各科目に対する豊富な知識と強い理解が必要とされるため、たとえ高校でトップレベルの成績であっても入試で十分な力を発揮できなければ、合格を掴むことはできません。

そのため、浪人して医師を目指している方も多くいらっしゃいます。
しかし、2浪、3浪と浪人期間が長くなるにつれて、受験で不利なのではと不安になってしまう方もいるのではないでしょうか。

浪人生も現役生と同様に評価される

医学部受験における浪人で、不利になる要素はほとんどないといっていいでしょう。
浪人して、再受験をするからといって学科試験の点数評価が下げられてしまう心配はありません。
点数評価では、浪人生であっても現役生であっても、区別されることは全くないのです。

浪人生が不利になるケース

私立大学は、独自の教育理念や建学の精神、経営方針を定めているため、その一つとして浪人生に寛容ではないスタンスをとっている場合があります。

現役生時代には注目していなかったかもしれませんが、志望校の合格者数に含まれる浪人生の割合をリサーチしておくと、浪人生に対して寛容ではない私立大学を見抜くことができるでしょう。

いくつかの志望校の合格者数とその中に占める浪人生の割合を確認し、浪人生でも不利にならない医学部を選ぶのが目標達成の近道となるのです。

地道に受験勉強を続ければ 不利にならない

浪人生は、過去に受験に敗れてしまっているという負い目から、現役生よりもプレッシャーを感じやすい傾向があります。

強いプレッシャーは冷静な判断を鈍らせてしまいますので、自分に自信を持って負い目なく受験に望むことができるよう、きちんと勉学に励む心構えをしてください。

地道に受験勉強を続ければ、決して不利にはなりません。
筆記試験対策ではモチベーションを保ち、知識のアップデートを繰り返していきましょう。

一度勉強した内容を再度勉強し直す場合、モチベーションが下がってしまうかもしれませんが、苦手な分野を作ってしまわないよう、基礎から知識や実力を積み上げていくことが大切です。

面接試験対策では、浪人生であっても医学部志望の意志の強さをアピールできるようにしてください。
これまでの経験や勉強への向き合い方を示すことで、医学部受験へ前向きに取り組んできた姿勢が伝えられます。

次の受験に向けての過ごし方

浪人して医学部へ再チャレンジすると決めたのなら、早速対策を始めなければなりません。
目標に向かって気を取り直して、受験合格に向けた最善の方法を選びましょう。

浪人生活の選択肢はたくさんありますので、自分にあった方法で勉強を再スタートすることが大切です。

自宅で勉強する

自宅での学習は、一定のペースで勉強を進めていきたいという方に向いています。
自分一人で勉強できるため、他人を意識するとパフォーマンスが落ちてしまうという方にはもってこいの勉強法といえるでしょう。

また、医学部に進学するには多額の学費がかかるため、塾の費用を抑えるのに自宅での勉強を選ぶ方もいます。
一方で、孤独な戦いになる関係上モチベーションが保ちにくく、一度サボりぐせがついたり、弱気になったりすると堕落してしまいやすいというデメリットもあります。

自分自身で生活や勉強をきちんと管理できない方にはおすすめできない勉強法です。

大手予備校に通う

大手の予備校でたくさんの受験生とともに勉強するという方法があります。
大手の予備校は人数も多く、また医学志望者に限らず様々な進路を目指す仲間と刺激し合うことができるため、同じ医学部志望者のライバルたちと勉強することが苦手な方にはおすすめといえるでしょう。

進路に迷いがある方にも大手予備校はおすすめです。

医学部志望から他の学部への志望変更を考える場合、大手予備校は全国の様々な学部の受験情報を集めているため、柔軟な選択肢から自身の将来を選ぶことができます。

医学部予備校に通う

絶対に医学部に合格したいと考えているのなら、医学部予備校へ通いましょう。

医学部志望のライバルであり仲間でもある医学部受験生たちと切磋琢磨しあえる環境が揃っているため、覚悟を持って勉強に集中できます。

医学部合格に必要な要素を網羅したカリキュラムで指導をしてくれることから、知識面でも大きなレベルアップを図れるでしょう。

もちろん医学部の受験情報に強くデータも豊富で、対策も万全です。

卒業生とのつながりも深く生の声を聴く機会が多いので、自身が合格したい大学のある地域の医学部予備校で学ぶようにするとよいでしょう。

浪人生が医学部予備校に通うメリット

浪人生が再チャレンジを狙う際に、まずは大手予備校を検討される方がいらっしゃるかもしれません。
しかし、医学部入学という目標が明確であるのなら、医学部予備校で学ぶのがおすすめです。

ここでは、医学部予備校で学ぶメリットについてご紹介します。

医学部専門の対策ができる

大手の予備校の場合は様々な受験情報を扱っていますが、その分医学部受験単体の情報は少なめです。
医学部受験を見据えるのであれば、医学部の情報を豊富に揃えた医学部予備校が最適といえるでしょう。

そして、医学部予備校には、医学部受験専門の講師が数多く在籍しています。

専門知識を駆使し医学部受験に特化したカリキュラムのもとで指導にあたるため、勉強のことはもちろん、精神面でのサポートやモチベーションの強化、勉強のスケジュール立てなど多様な面で力になってくれます。

医学部志望生と切磋琢磨できる

医学部予備校には浪人生の医学部志望者がたくさん在籍しているので、自身と同じ境遇の生徒と切磋琢磨することができます。
講師に質問するほどではないと感じる些細な疑問も生徒間で共有し、お互いに苦手な分野をカバーし合いながら、基礎をしっかりと固めつつ着実なレベルアップを図れるでしょう。

スケジュール管理してもらえる

医学部予備校に通えば、医学部受験に向けた短期的、長期的な計画に基づいたたくさんのサポートが受けられます。

中には寮生活が可能な医学部予備校もあり、そうした予備校に入学すれば衣食住を主とした一連の生活をしっかりと管理してもらいながら勉強に集中できるでしょう。

自分一人で計画を立てて、その通りに勉強を進めていくのは難しいですが、しっかりと管理してもらうことで堅実な学習が行えます。

浪人生が医学部予備校に通うデメリット

浪人生が医学部予備校に通うことは、メリットばかりではありません。
デメリットである点についても考え、納得した上で、自身の学習法を決定しましょう。

学費が高額である

医学部予備校は特に学費が高額であるため、アルバイト等でお金を工面しながら通学する必要があるかもしれません。
1年間の予備校費用として、少なくとも100万円はかかると見積もっておきましょう。
個別指導や志望校対策など追加で受講すると費用はさらに高くなります。

医学部予備校の中には、現役時代の大学入試の結果などで予備校費用の一部が割引になる制度を設けている場合もありますが、それでも費用が高額になるのは変わりません。

医学部予備校では少人数制や個別指導の場合が多く、効率よく苦手な分野や医学部受験に必要な分野を深く学べる一方で、生徒一人あたりの学費がどうしても高くなってしまいがちです。

自分のペースで学習ができない

医学部予備校のカリキュラムは専門性が高いため、一定のスケジュールに沿って授業や指導を受けることが通常の予備校よりも強く求められます。

時には自分の理解度に合わせて学習を進めることが難しいシチュエーションもあり、自分で勉強計画を立てて自分のペースで勉強したい方には相性が悪いといえるでしょう。

浪人生が医学部予備校を選ぶ際のポイント

ここでは、浪人生の視点で医学部予備校選びのポイントをお伝えします。
後悔しないように、しっかり吟味して予備校を決めましょう。

自分が目指す医学部の合格実績

ひとえに医学部といっても、その分類はたくさんあります。

候補となる医学部予備校を見つけたら、自分が目指す大学の医学部に対する受験者数や合格実績がどのくらいなのか確認しておきましょう。

入学を希望する医学部への合格実績が多ければ、その分情報も豊富でノウハウも蓄積されているといえます。

現役生の時には地元の予備校に通っていたという方も、そのまま同じ予備校に通うのではなく、志望先の地域にある予備校をリサーチしてみるとよいでしょう。

浪人生の受験に強い

浪人生であっても基礎からしっかりと学ぶことは大切ですが、現役生時代につけてきた基礎力があるので、現役生と一緒に一から学んでいくのでは効率が悪いといえます。

そのため、現役生と同じカリキュラムではなく、基礎力がある浪人生に適したカリキュラムが用意されている予備校で受験対策を行うことが効果的です。

基礎の部分で理解が十分なところは流す、苦手な部分はしっかり学び直すというように、臨機応変な対応をしていける医学専門予備校がよいでしょう。

自分に合った通塾スタイル

完全に寮生活のところ、選択式のところなど、予備校によって提供する学習スタイル、対策方法は異なります。
寮生活を送るのか、自宅から通うのか、自身と相性の良い通塾スタイルをとりましょう。

通塾にかかる時間や手間も省け勉強に集中しやすい環境から、寮生活でルールやスケジュールに縛られた生活の方が合っている方もいるでしょう。

反対に、適度にリラックスできて自分のペースで学ぶためには寮生活ではなく、通塾の方が効果的だと感じる方がいるかもしれません。

自分との相性や費用面などの兼ね合いをきちんと考えつつ、家族と相談して決めるとよいでしょう。

浪人生におすすめの医学部予備校

ここでは、浪人生におすすめの大阪にある医学部予備校を3つご紹介します。

現役で志望校には届かなかったけれど再チャレンジしたい方、一度社会人になったものの医学の道に進もうと決断した方は、ぜひ検討してみてください。

医進の会


自分のペースでしっかりと効率よく学びたい方におすすめできるのが、医進の会です。

医学部受験に精通した一流の講師陣が、個々のレベルや目標に合ったカリキュラム、テキストで指導するため、非常に効果的な学習ができます。

多浪生や社会人経験のある方も歓迎している予備校で18~40歳と幅広い層の方が通っており、現役時代の基礎的な勉強に不安がある方、社会人経験があり学生時代の知識が抜けてしまっている方にも手厚いサポートをしてくれます。

大阪、関西圏を中心とした全国の医学部に浪人生から合格者を輩出するなど、実績も豊富です。

医学部受験の際に苦戦しやすいとされる二次試験の小論文、面接の対策に関しても丁寧に行い、これらの個別指導はオンラインにも対応しています。

通塾に時間をかけたくない方、大阪や関西の医学部を目指している他の地方在住の方にもおすすめできる予備校といえるでしょう。

入塾前に無料の体験授業が受けられるので、医学部予備校の利用を考えているという方は気軽に利用してみてください。

メディカルラボ


メディカルラボは、全国に27校の拠点を持つ大手医学部予備校です。
マンツーマンで徹底的な個別指導をする学習スタイルを取っており、生徒の目標、学力に合わせたカリキュラムを設定し、効率よく学ぶことができます。

1回の授業は150分間で、①講義②演習問題③解説という3ステップが基本です。

各単元が終わるごとに講師作成のチェックテストを行いますので、講師のサポートのもと定着していない点の洗い出しや復習ができます。

また、個別の自習ブースをいつでも利用可能であるうえ、サポート役として在籍している現役医学生に対して質問や相談が可能であるなど、自学自習できる環境が整えられている点も強みの一つです。

メビオ


大阪で初めて誕生した医学部予備校であるメビオは、40年以上の歴史を持っています。

長きにわたって蓄積してきた情報量は膨大であり、医学部受験のノウハウをふんだんに活用したカリキュラムを体感できます。

また、1クラス10人以下の少人数集団授業を採用しているため、仲間やライバルの目を感じながら切磋琢磨できる点も魅力的です。

予備校内には、早朝から閉館まで40名以上の常勤講師がおり、いつでも質問や相談がしやすい環境が揃っているほか、受験直前期にはマンツーマン願書記入会で魅力的な志望理由書の作成を手伝ってもらえるなど、学習以外の面でも豊富なサポートが受けられます。

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