2019年入試で受験方法が変わった大学

公開日:2018.12.25 更新日:2020.06.03

大学入試も、社会情勢や時代の変化とともに変わっていきます。ここでは、2019年の医学部入試において教科の配点や入試方法などが変更になっている大学をピックアップしました。どのような変更があったのかを詳しく見ていきましょう。大学によっては募集枠などの変更もあります。重要な変更点はしっかり認識しておきましょう。受験の勝負は、学力だけではなく情報戦でもあります。しっかりとした情報を持って、受験対策をしていきましょう。

弘前大学

弘前大学の大きな変更点は、センター入試で理科の配点比重が大きくなったことです。これまでは、センター試験の配点は英数国理の4科目が200点ずつ、社会が100点、合計900点という一般的な配点でした。しかし、2019年からは、理科の配点が200点から300点にアップされて、合計1000点満点で計算されることになりました。理科が得意な方にとっては、嬉しい変更点ですね。

また、どちらかと言えば浪人生にとっても有利な変更と言えるでしょう。また、この配点変更に伴い、センター試験と二次試験の配点比率も変わります。2018年は、センター試験900点、二次試験900点と同じ割合でした。しかし、2019年はセンター試験1000点、二次試験900点となり、センター試験の比重がやや高くなります。

筑波大学

筑波大学は募集枠に変更があります。一般入試の枠が減り、推薦入試などの枠が増えました。2018年の一般枠と地域枠から、それぞれ5名減らされ、2019年は一般枠58名、地域枠14名となります。地域枠で減らされるのは茨木枠で、9名から4名に減らされます。全国枠は変更されません。そして、5倍だった第一段階選抜倍率が2.5倍になります。

対して、枠が増えたのが推薦入試です。2018年は一般枠36名、茨木地域枠17名、計53名でした。しかし、2019年は茨木地域枠が5名増員されて22名となり、計58名になります。この推薦入試の一般枠は、現役生の指定校推薦のみとなっています。また、国際バカロレア、海外教育プログラムの枠も、若干名の募集から5名の募集に変更されます。

浜松医科大学

浜松医科大学は、入試の方針が大きく変わります。以前はセンター試験の比率が高かったのですが、2019年は個別試験の比率が高くなります。したがって、受験者層も大きく変わることが予想されます。これまでの配点は、センター試験950点、個別試験750点で、センター試験の比重がやや高めの配点でした。

しかし、2019年はセンター試験450点、個別試験700点の配点になり、個別試験の配点のほうが高くなりますし、個別試験がセンター試験の1.5倍の比率になります。したがって、これまではセンター試験が得意な方が医学部を受けやすかったのですが、今後はそうはいかなくなります。個別試験対策も非常に重要になります。反対に、センター試験でミスをしてしまっても二次試験で巻き返せる可能性があります。

まとめ

2019年は有名医学部の入試において、様々な変更がありました。大学によって、センター試験の比重が高くなったり、二次試験の個別試験の比重が高くなったりと、異なる変化があります。また、一般枠が減り、推薦入試などの特別枠が増えた大学もあります。目指したい大学の入試傾向、変更点はしっかりとチェックしておきましょう。また、自分の得意分野や得意な入試方式から受験校を選ぶというのも一つの方法です。受験方法と自分の得意なことを照らし合わせて考えてみるのもよいでしょう。

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