【医学部数学対策法】医学部数学で合格圏内にいくための勉強法とは?

公開日:2021.08.19 更新日:2021.08.20
医学部 数学

ほとんどの医学部受験において数学は必須科目です。
外国語や理科など他にも必須科目はありますが、中でも数学は医学部合格において重要であり、要となる科目です。
実際に医学部合格者の共通点として数学の成績が良い点が挙げられ、医学部合格を決定づける科目とも言えます。
なぜ医学部受験において数学が重要と位置付けられるか、またどう対策すべきかについてまとめましたので、学習の参考にして下さい。

医学部受験における数学の重要性

数学でライバルを追い越せる

医学部受験において重要な科目となる数学は、とにかく学習範囲が広く、苦手なジャンルや単元がある人も多いでしょう。
また他の科目と比べて出題数が少なく、一問あたりの配点が大きいため差がつきやすく、たった一問の正答で他の受験生との差を広げることが可能です。

さらに実際の試験では、難問ばかりではなく基礎問題も出題されることもあり、難問に時間を割いてしまい解ける問題に手が回らないという時間配分のミスも起きやすい科目です。

つまり医学部受験において数学は、全ての範囲をまんべんなく理解することで、他の受験生に勝つことができます

医学と数学の関係

医学部受験において数学が重要であり、ほぼ全ての医学部受験で必須科目となっているのはなぜでしょうか。
医師としての仕事に、直接的に数学の知識が必要になるわけではありませんが、数学を勉強し理解することで論理的思考力や空間認識力が身に付きます。

論理的思考力は筋道を立てて物事を理解する力で、患者の訴える症状や診察した状況から原因を探り、診断名を付けるまでには、様々な推察と仮説を導きだし、その上で正しい答えにたどり着かなければなりません。
その過程で必要となる検査や使う薬の量なども、全て医師が決めます。

こうした状況判断をする上で重要なのが論理的思考力です。
また正しく空間を認知する空間認識力も、患者の体を扱い正しい治療をしていく上で求められる能力ですが、これらの力は一朝一夕に身につくものではありません。

幼少期からの積み重ねや日ごろの学習、努力などの成果が大きく関係します。
こうした理由から医学部受験では数学が要の科目となっていて、入学後にスムーズに学習内容についていくためにも重要な知識です。

医学部数学の特徴

基礎の習得が第一

医学部合格を目指して数学を勉強する際、難問を解けるようにならなければ、という思いから基礎問題よりも難問中心に勉強をするという人もいるでしょう。

しかし医学部受験での数学は、基礎問題こそ徹底的に習得することが最も近道と言われ、実際に基礎問題の習得に力を注いだことで医学部に合格している受験生も多くいます。
試験では難問や奇問ばかりが出題されるわけではなく、基礎問題や演習問題などでよく見るようなオーソドックスな問題も出題されます。
難問や応用問題を解くためには基礎力は不可欠です。

また基礎を完璧に習得しておくことで基礎問題に多くの時間をかけずに済み、難問にも時間を割くことが可能になりライバルに差を付けられます。

難問ばかりのケースも

大学によって出題傾向や出題パターンは異なります。
基礎問題と難問が混在していることも多く、難問が多い出題パターンの場合もあります。

しかし前述したとおり、基礎問題の演習のみで医学部に合格した受験生も多く、難問が多く出題される中にも必ず基礎問題が出題されているため、確実に基礎問題で点数を取っていくことが重要です。

重要なのは難問ばかりに気を取られて時間配分を間違えないようにすることです。
基礎力だけでも解ける問題を確実に取っていくことで合格は見えてくるため、決して焦らずに解ける問題から着手しましょう。

そして大学によっては難問が多めに構成されているパターンもありますが、このような場合、難易度の高すぎる問題や奇問と言われる問題は自分だけでなく、他の受験生も解けていないため合否に大きく影響するケースは少ないと考えられます。

医学部数学を攻略するためのポイント

基礎を徹底する

医学部数学の攻略には基礎を徹底的に固めることが重要です。
基礎力が不足していると自覚している人は、まずは教科書を丁寧に見直し例題を解いていくだけでも効果があります

実際の試験で出題される範囲は、基本的に高校までの履修範囲なので、教科書を侮ることなく完璧に読み返し基礎固めをした上で、発展問題に着手します。

そして基礎問題、発展問題とも共通して求められるのが計算力です。
大学によっては論理的な思考力を問う問題より、計算力が合否を決定づける問題が多く出題されるため、いかに確実かつスピーディに計算をするかが肝になります。
計算力がつくことで解答スピードも解答の確実性も格段にあがり、自分の実力で解ける問題を時間不足で取りこぼすことも無くなります。

問題パターンの把握

医学部数学を攻略するには、数学を本質から理解していることが大切です。
公式や解法を暗記していても、その公式の定義やなぜその解法で解けるのかをきちんと理解していなければ、本質を理解したとは言えません。

公式や解法さえ暗記していれば、問題に合わせて公式を当てはめて解くことができそうですが、「公式を理解していること」と「公式を使いこなす」ことは全く異なります
実際の試験では、問題を見てどの公式や解法をどう使うかを、瞬時に見極められる必要があります。

そのためにも演習を多くこなすことで、問題パターンを頭に入れましょう。
インプットした公式を正しくアウトプットする練習を積むことで、問題を見ただけですぐにどの公式や解法を使うべきかが分かるようになります。

具体的な勉強方法

基本を理解する

医学部に合格するための数学の勉強法は、とにかく基本を完璧に理解することです。
発展問題は基本問題が複合的になったものや、計算量、作業量の多い問題などですが、このレベルの問題を解くときに自分の知っている知識や定義、公式を自在に操る力が試されます。

このレベルの問題を解けるかどうかで、ライバルに差を付けられる場合も多いので、完答できなくても部分点を得点できるようにしておく必要があります。

そのためには、発展問題や難問の演習に手を付けるよりも、数学の基本と本質を叩き込むことが重要です。

志望大学に合わせて対策

医学部合格を目指しているなら、志望大学の出題傾向や出題パターン、方式を十分に研究し把握することが大切です。
多くの私立大学では、基本的な問題が出題される傾向がある反面、問題数が多く時間が足りなくなるケースが多いため、正確かつスピーディに解く力が必要になります。

また特に私立大学は計算力が合否を分ける問題が多く出題されることも多く、「微分積分」や「確立」「図形・方程式」など毎年よく出題される単元もあります。

中でも「微分積分」では発展問題が出題されにくく、計算ㇲピートや正確性が要となるため、数学を苦手と感じている人にとっても得点を稼ぐチャンスです。

他にも解答形式がマーク式なのか記述式なのかも確認しておくポイントです。
記述式の場合はどう記述すればしっかりと点を稼げるのか、模試などを活用しながら、部分点から完答へ引き上げる記述方法を研究することも必要です。

計算力を身につける

数学の力を確実に伸ばすには、計算を確実にできる力が重要です。
特に基礎問題ではいかに正確に早く計算できるかが求められます

計算力が身につくことで、問題を解くスピードもアップし、特に制限時間の割に問題数が多く出題される大学などでは、時間内に解ける問題を残してしまうこともなくなります。
そして本番の試験では1点のミス、少しのミスが合否を分けることになるため、確実で早い計算力は不可欠です。

また解答スピードが上がることで、本番の試験だけでなく演習問題を解くスピードも上がるためより多くの演習問題をこなすことにもつながり、学習効率も上がります。

分析し、次に繋げる

繰り返しになりますが、医学部を突破するには、数学は特に苦手にしてはいけない科目です。
数学は学習範囲が広く、全ての単元を完璧に網羅することの難しい科目です。
さらに学校の学習スピードに合わせていると、数Ⅲまで学習を終えるのが高校3年生の夏頃になってしまい十分な対策が間に合いません。

効率よく対策するには、模試を効果的に活用することも大切です。
模試はもちろん本番の試験とは違いますが、初見の問題を時間内に正確に解く練習をできる絶好の機会です。

既知の知識の中からどの公式をどう使うかをすぐに思いつき、なぜその解法で解くことができるのか、問題へのアプローチをきちんと理解できるまでにしておきましょう。

そして模試は受けっぱなしにすることなく、自分の苦手分野や間違えた原因を探り、普段の学習に活かすことで苦手意識をなくし、本番で実力を発揮できるようになります。

医学部数学を勉強する際の注意点

自分を理解する

医学部合格を目指して数学を勉強する際は、まず自分の実力がどのレベルなのか、苦手な分野はどこなのかをしっかりと把握することが最も大切です。
学習範囲や分野が広いからと、全ての分野に中途半端に手をつけたり、基礎が疎かなまま応用問題に取り組んだりすると失敗につながります。

数学が苦手だと認識している人でも、基礎問題を徹底的に対策することで十分に医学部合格圏内に引き上げることは可能です。
それだけ数学においては基礎を徹底し、公式や定義、理論そのものを完璧に理解していることが重要です。

基礎と本質の理解ができれば、次のステップとして発展問題や応用問題で、既知の知識を合わせながら解いていく練習に進みます。
まずは基礎固めがどの程度できているかなど、自分の実力を知ることから始めましょう

なるべく早期に基礎を学ぶ

数学の学習は広範囲に渡るため、とにかく早めに全ての分野で基礎を学ぶことが大切です。

2次試験で課される数Ⅲは、通常高校3年生で扱うため対策が十分にできません。
数Ⅲの対策を行うにはできれば高校2年生の夏頃から数Ⅲの対策を始めることが理想ですが、数Ⅲは数ⅠA、数ⅡBが土台となっているため、それまでに数ⅠA、数ⅡBの基礎を学んでおく必要があります。

高校2年生のうちに数Ⅲの基礎レベルまで学習が進められれば、高校3年生の1年間を演習問題や、志望校別の対策、過去問を解く時間に充てることができます。

苦手分野を重点的に学習し、繰り返し学習する時間的余裕ができることで、自信を持って医学部本試験に臨めます。

まとめ

医学部を目指す上で数学は要となる科目ですが、苦手科目に位置付けている人にとっては、とてもハードルの高い科目です

どこから手を付ければ良いか、何が苦手なのかさえよく把握できていないという人でも、基礎を徹底的に習得することで十分に合格を狙えます。
応用問題に手をつけるのは基礎が完璧にできてからにし、まずは教科書を念入りに読み返し例題を解いていくだけでも効果的です。

理科や英語のように暗記や勉強時間で成績や知識が上がる科目ではないため、自分の実力を把握し基礎固めから着実に力を付けていくようにしましょう。

【免責事項】※このサイトの掲載情報については独自に収集した内容が基になっていますので、最新情報や詳細は、医学部予備校の公式ホームページをご確認ください