医学部の受験科目を通信教育で学ぶ!どういうメリットがあるのか

公開日:2017.03.24 更新日:2020.06.03

医学部受験に特化した通信教育は自宅での学習が中心となりますが、完全な独学とは違い決められたカリキュラムに沿って学習が進むため、規則正しいリズムで課題をこなすことができます。

また、家庭教師のようにきっちり決められた時間に固定されているわけではないため、その日の調子や気分によって学習のペースを自分で調整することも可能です。
現在、大手予備校なども通信教育に参入し通信教育のコースも多様化しており、自分のニーズに合ったサービスを選ぶことが重要となります。

医学部の通信教育とはどんなもの?

医学部受験のための通信教育では、一般のコースと比較しても指導方法や内容がやや高度になります。
基本的な形式としては通信教育会社から定期的に送られてくる課題を期限内に提出するという流れを繰り返すことになります。
課題のレベルはコースによって異なり、より専門的な指導を望むほど料金は高くなっていきます。

筆記試験対策がメインになりますが、後半にかけては小論文のトレーニングが組み込まれるコースもあり、幅広い受験スタイルに対応できるのが特徴です。

国公立コースや私学コースなど、志望する大学によっても選ぶべきメニューが異なるため、必要となるトレーニングをあらかじめリストアップしたうえで、効率良くスキルが伸ばせる通信教育を選びましょう。

予備校や塾とどう違うのか

予備校や塾と比較した場合の通信教育のメリットとしてまず挙げられるのは、移動時間が短縮できることです。
自宅から離れた予備校に通う必要がないため、その分の時間を学習のために費やすことができます。

何よりも自宅という落ち着ける空間で課題に集中できるため学習の能率が上がり、知識の定着もよりスムーズになるというメリットがあります。

また、予備校のように複数の講師を常駐させる必要がないため会社側としてもコストを削減でき、授業料のカットにつながる側面もあります。
デメリットとしては刺激を受けにくくなることが挙げられ、本人自身の強い意欲と高い自己管理能力が求められます。

地方では医学部専門予備校の数が少なく、専門的なフォローを受けようと思ってもなかなか難しい状況にあります。
その点、自宅でできる通信教育であれば地方都市でも高度な受験対策が可能となり、全国どこに住んでいても同じレベルの指導を受けることができます。

自分のレベルに合った勉強方法を選ぼう

通信教育のコースを選ぶうえで重要なのはまず、自分自身の習熟度を正確に把握することです。

受験への焦りが先に立って能力と不釣り合いなコースを選んでしまっては内容についていけなくなり、受験の意欲そのものが失われてしまう場合もあります。
医学部受験に特化した通信教育は通常、受験生の習熟度に応じたいくつかのコースを用意しており、フォローがしっかりしているところでは担当の講師と相談のうえでコースを決めることも可能です。

課題の量もある程度は調整できるため、自分の理解度と作業ペースに合わせて無理なくつづけられるものを選びましょう。
ほとんどの通信教育サービスでは体験コースを用意しているので、お試しのつもりで短期間受講したうえで続けられそうであれば本格入会に移行しましょう。

まとめ

専門予備校の少ない地方に住む学生にとって、全国均一のフォローが受けられる通信教育は医学部受験のための心強いツールと言えます。

また、集団での学習が苦手な人にとっても、落ち着いた空間で学習が進められる通信教育は最適な受験対策と言えるかもしれません。
後悔のないコース選びのポイントは、自分の現時点での習熟度を把握し、無理なく理解できるコースを選ぶことです。
上級者向けのコースでは課題の量も必然的にハードになるため、相当な覚悟がなければ挫折してしまう恐れがあります。

高い自己管理能力が求められることをあらかじめ認識しておきましょう。

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