家庭教師で医学部受験は可能なのか?

公開日:2017.03.13 更新日:2020.06.03

大学入試にむけて家庭教師を雇うのは比較的一般的でも、医学部受験のプロセスとして家庭教師をつけるのはあまりイメージできないのではないでしょうか。

しかしながら、マンツーマン体制でじっくり勉強に取り組める家庭教師の導入は予備校通いにはないメリットがあり、なおかつ高い合格率が見込めると期待されています。
家庭教師型学習にむいている生徒の特長について考察するとともに、マンツーマン方式ならではの利点と注意点について他の学習形態と比較しつつまとめました。

医学部の受験で家庭教師を選択するメリット

一般的な学部の受験でも家庭教師の導入は有効なアプローチとされていますが、医学部受験においては今やスタンダードな学習スタイルとして生徒自身だけでなく両親の世代にも幅広く支持されています。

家庭教師を雇う大きなメリットは、学習面においてきめ細かなフォローが期待できることです。
予備校などの集団型授業ではどうしても生徒ひとりひとりへのケアが均等になりがちです。

対して家庭教師は、マンツーマンで一定期間学習をフォローすることができ、課題ごとのフィードバックもその都度可能なので得意分野と苦手分野をはっきりと把握することができます。
疑問点をその場ですぐに解消することで、現時点での習熟度をわかりやすいかたちで理解することも可能です。

多くの家庭教師派遣会社では現役の大学生を採用しており、身近な先輩として学習以外のコミュニケーションがとれることも生徒にとっては大きな魅力になっているようです。

家庭教師でどれくらい学力が上がるのか

家庭教師を導入後、実際にどの程度生徒本人の成績や学力が向上するのかは、当人の基礎学力や受験への意欲、担当スタッフの力量などによって大きく変わってくるでしょう。
長い期間マンツーマンの付き合いとなる家庭教師では、本人との相性も重要な要素で、集団型の予備校よりもスタッフの好き嫌いが成果に影響する割合が大きいと言えます。

両親の心構えとして大切なのは、長期的なスパンで担当スタッフの力量を見きわめることです。
なかなか成績があがらないからといって短期間で頻繁に担当の家庭教師を変えてしまうと子どもが混乱し、ストレスによって受験意欲を失ってしまう場合があります。

また、もともと人見知りの傾向が強い子どもはスタッフに慣れるまでにある程度の時間が必要な場合もあります。

予備校に通うのとどちらがお得?

家庭教師によるマンツーマン指導と、予備校による集団型授業。
単純にコストの面で比べるのは、実はあまり意味がありません。

予備校にもランクによって月謝に違いがありますし、家庭教師のほうもキャリアや学歴によって支払うべき報酬にばらつきがあります。
表面的な数字だけを見るのではなく、全体のコストパフォーマンスを含めて比較することがより重要になります。

受験対策におけるコストパフォーマンスとは、やはり合格率です。
予備校の比較基準には合格率はつきものですし、家庭教師のほうも有名校へ合格させた人数が多いほどランクの高い人材として注目されます。

高校生になると自分の適性を理解できる年齢になっているため、本人にどのアプローチが合っているか決めさせると良いでしょう。

まとめ

集団型授業と対比されることの多いマンツーマン指導。
相性の合う家庭教師と出会うことができれば、難関医学部の合格は約束されたといっても過言ではありません。

広く浅く教える予備校の授業スタイルよりも苦手分野をその都度フィードバックできるマンツーマン指導のほうが学習がはかどるという人には家庭教師の導入が向いているかもしれません。

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