医学部に合格するためには、受験科目の選択は重要な鍵になってきます。
医学部志望者にとって、特に重要なのが理科です。
化学、生物、物理からどれを選択するかが大切です。
多くの受験生は、まず化学を選択し、生物と物理でどちらを選択するか迷うようです。
どの科目を選んだらよいのでしょうか。
また、予備校ではどのように対策していけばよいのでしょうか。
合格を掴み取るために、正しい選択と対策が必要です。
医学部を受験する人にとって、主要な科目は数学、英語、理科です。
国公立大学の二次試験、私立大学の試験はこの3科目で行われるからです。
数学と英語は、医学部受験生はもちろん、全ての受験生が力を入れて勉強する科目です。
特に医学部受験をする人であれば、できて当たり前と言える科目なので、なかなか他の人と差がつきにくいです。
そして、理科の場合は、化学、生物、物理の中から選択した二科目を受験します。
したがって、他の人と差をつけるために、自分が点数をとりやすい科目をしっかり選ばなければならないのです。
この理科選択が医学部受験で合格できるかどうかの分かれ道になります。
多くの受験生は、高校の方針などもあり、化学をまず勉強する人が多いです。
そして、もう一つの科目を生物にするか、物理にするかというところで悩んでいます。
まだ勉強したことがない科目について、自分にどちらが向いているか判断するのは難しいですが、理科でしっかり点をとることが医学部合格にとって重要であるということを理解しておきましょう。
多くの医学部志望者のように、化学を選択して、生物と物理のどちらを選択すべきか悩んでいるとします。
そこで、どちらを選ぶべきなのか第一のポイントは数学の得手不得手です。
簡潔に言うと、数学が得意な人は物理、あまり得意ではない人は生物が最適です。
それでは、詳しくそれぞれを選択することのメリットを説明します。
まず、物理は数学がもともと得意で、しっかりと理解できれば高い点数が狙える科目です。
数学的な考え方、計算や処理の早さ、正確さが必要になってくるので、数学が好きで得意という方にはおすすめです。
反対に、数学が苦手な方は基礎もなかなか理解できない場合もあるので、選択しないほうがよいでしょう。
次に、生物の選択のメリットです。
生物は暗記、記述や読解の問題です。
数学があまり得意ではないが、国語が得意な方は点がとりやすくなっています。
考察能力を問われる問題もあり、もともと生物の知識を持っていなくても、問題から推測して解答することができる場合もあります。
自分に合った、点数がとりやすいと考えられる理科科目をしっかりと選択できたら、あとはその勉強です。
時間をかけて勉強すればするほど、伸びる科目であるとも言えるので、しっかりと予備校で対策していきましょう。
化学、生物、物理の3科目に共通して大切なことがあります。
それは、ただ言葉を文字で暗記するのではなく、理由や意味などをしっかりと理解して覚えることです。
理解することによって、知識が定着しやすいですし、応用もできます。
したがって、自分一人でただ黙々と暗記をするだけではなく、予備校で講義を聴いて、しっかりと理解しながら知識をつけていくのがよいでしょう。
予備校での勉強と、自宅などでの自習とで、勉強の仕方を変えて、効率よく行うことが大切です。
また、特に生物でよく出題される記述問題は、自分では採点が難しいです。
記述問題の添削指導、個別指導を行ってもらえる予備校できちんと対策すれば、医学部の記述問題が強化できます。