医学部受験生におすすめな科目別の勉強方法と参考書を紹介します

医学部受験生におすすめな科目別の勉強方法と参考書を紹介します

医学部に合格するには、全教科の基礎力をまんべんなく高める必要があります。限られた時間で、基礎力を高めるための効率のよい勉強方法をとる必要があります。効率のよい勉強に欠かせないのは、参考書です。受験に必要な科目別、効率的な勉強法、参考書選びのポイント、おすすめの参考書についてご紹介します。また受験する大学が国立か私立によっても勉強法が変わりますので、志望校別医学部受験の必勝法について検証します。

医学部受験に必要な科目とは

国公立大学の医学部受験に必要な教科は、共通試験は5教科7科目です。数学は数学1Aと数学2Bの2科目。理科は、化学、物理、生物から2科目を選択します。社会は選択、英語は筆記試験とリスニングが必須です。
私立大学医学部に必要な教科は、英語、数学、理科の3科目6科目です。私立大学では、数3が必須科目になります。

2次試験は、英語、数学と理科の大学独自の試験に加えて面接があるところがほとんどです。大学によっては、国語の試験があるところもあります。得点配分もそれぞれ大学によって変わります。

医学部の受験は、共通試験の結果も重要です。2次試験は、大学によって特色のある問題が出題されますが、共通試験は、一般的な問題が多く出題されます。

医学部受験におすすめな選択科目とは

医学部受験の選択科目で悩むのが理科です。理科は、化学、生物、物理から2科目選ばなければなりません。たいていの場合、1つ目は化学を選択し、あと1つを生物にするか物理にするかで悩みます。

主に数学が得意な人は、物理が得意な傾向にあります。物理は、計算問題が多く出題されるので、計算が苦手な人は、物理が苦手という人が多いのです。
反対に、生物は、計算よりも考察や記述の問題が多く出題されます。国語や文章を読むことが得意な人、暗記が得意な人、小論文や考察などが得意な人は、生物を選択するとよいでしょう。

社会の選択科目は、短期間で高得点を取りやすい倫理か政経を選択することをおすすめします。暗記量が膨大な歴史や時事問題などが出題される現代社会の勉強に時間を割くよりも理数系を勉強した方が全体的に見て効率がよいです。

医学部受験までのスケージュールを立てる

受験対策は、早ければ早いほどよいですが、本格的な受験スケジュールは、前年の試験シーズンから始めると効果的です。
スタートしてから夏までは、基礎力を身に付けることをおすすめします。どの教科もまんべんなく点数をとるためには、基礎力を高める必要があります。

夏に行われる全国一斉模試で、自分のレベルを把握したら、それからは、応用力を磨くために演習問題を解きます。身についていない基礎力があれば重点的に復習を行います。
本格的な冬が始まると新しい問題には挑戦せずにひたすら過去の参考書を解いて受験にそなえます。

年間スケジュールを立てたら、1日のスケジュールを立てることをおすすめします。休日と平日のスケジュールを細かく立てて、スケジュールに沿って勉強することをおすすめします。無理をせず、睡眠時間を確保した方が効率よく勉強できるでしょう。

医学部受験生におすすめな英語の参考書を紹介します

医学部受験の受験勉強において、真っ先に取り掛かりたい教科は、英語です。英語は文法問題の復習からはじめましょう。4月から初めて夏休みまでには、1年生、2年生で習ったところはすべて終えるようにした方がよいでしょう。

受験勉強をしている間にも授業はありますので、新しい知識は必要です。しかし、それらのことを復習している時間はあまりないので、授業中にすべて身につけるように努力することが必要です。

英単語をどれだけ覚えているかが得点を左右します。CDなどで聞ける単語集の参考書を使う事をおすすめします。1日30分ほど毎日耳から覚えることを続けることで実力がついていきます。

長文読解力を身につけるためには、音読がおすすめです。毎日1時間ほど音読することで、速読力が身に付きます。毎日短時間でいいので、少しずつ夏までに行うことで基礎力が身につくことでしょう。

医学部受験生におすすめな数学の参考書を紹介します

数学も医学部受験生が早くから取り組みたい教科です。4月頃から夏休みまでの期間を使って基礎問題を重点的に取り組みます。

特に私立大学受験生は、高校3年生で習う数3が受験の必須科目となります。その日に習ったことは、その日の内に理解し、実力にしておいた方がよいでしょう。
並行して、夏休みまでの間は、これまでに習ったことをもう一度1から参考書を使って解いていくことをおすすめします。

おすすめの数学の参考書は、チャート式の1冊で基本事項と応用問題、総合演習が含まれる参考書です。数学は多い人で3科目ありますので、数学の参考書は少なくとも3冊は必要になります。

基本問題は基本問題、応用問題は応用問題で分かれていると、後で見直す時に大変になりますので、1冊で3ステップの問題が含まれていた方が楽です。

夏休みまでにある程度基礎力が身についた受験生は、難易度を上げた参考書を使用するとよいでしょう。中には、数1、数2、数A、数Bが1冊に含まれている参考書があります。ハイレベルの問題も多く含まれていますので、難関国公立大学を受験する方にはとくにおすすめです。

夏休みから秋にかけては、実力がどの程度身についているのかを計る目的で、実力教科の問題集を解くのもよいでしょう。
参考書に答えを直接書き込まず、ノートに書くことによって、間違えた問題を繰り返し解くことができます。数種類の参考書を中途半端にやるよりも、1冊の参考書を繰り返し解く方が基礎力は身に付きます。

医学部受験生におすすめな国語の参考書を紹介します

医学部受験者が国語の勉強を開始するタイミングは、受験対策で力を入れるよりも、日々の授業中にしっかりと理解することが重要です。

共通試験で国語が結果に反映される点数は、志望校によって違います。志望校が国語の点数を重要視している学校であれば、他の教科と同じくらい力を入れるべきですが、理数系に力を入れている学校の場合は、8割程度点数が取れるようになっていれば十分です。

国語で一般的に難しいと思われているのは、古文や漢文です。古文は、単語をどれだけ知っているかがポイントになります。古文の単語に特化した「古文単語ゴロゴロ」という参考書が覚えやすいです。分かりやすいイラストとゴロの組み合わせで、簡単に覚えることができます。単語だけでなく、文法もゴロで覚えることができるので、おすすめです。

漢文は、「漢文ヤマのヤマ」試験によく出る漢文の問題を集めた参考書です。医学部受験の場合、漢文はそれほどウエイトが高くありませんので、1冊の参考書で十分です。

残りの時間で、現代文の勉強をすすめていきましょう。「入試現代文へのアクセス」は、基礎編、発展編、完成編とあり、受験勉強をはじめる時点での実力によって、どの参考書を使用するか決めてもよいでしょう。

現代文は、文章の構造を把握し、要約する力が必要とされます。また短い文章から筆者の主張を見付ける力を要求されるのです。日頃から読書をする習慣を身につけるとよいでしょう。

医学部受験生におすすめな小論文の参考書を紹介します

医学部受験生の小論文対策は、まず最低限の医系基礎知識を身につけることです。医学用語を知らなければ、論文を書くことが出来ません。小論文の試験は、適性を見極めるためにあるのです。

かといって、専門的な知識は実際に大学に入学してから学ぶことなので、必要なのは、一般的に知られている医療系の知識を知って入れは十分です。生活習慣病や医療倫理、高齢社会においての医療や介護問題、最先端医療などについて、受験生の独自の観点や思考などをしるための小論文試験です。

また、人間性や一般常識を身につけているかも問われていますので、奇をてらった見解は不必要です。

文章を書くだけでなく、グラフや図から読み取り、それについての論文を書くこともあります。小論文対策の参考書は、医学部進学のための特別講座、医学医療概説という専門書がおすすめです。

日頃から新聞を読むことを習慣づけることが重要です。特に医療系のトピックには必ず目を通しておいた方がよいでしょう。新聞を読んで、自分なりの考察を文章にする習慣をつけるのです。

その年の4月から9月のニュースは、試験問題に出題される可能性が高いです。しかし、参考書は、前年度に作成されるため、この間に起きた事件、事柄については、掲載されていません。この間に起きたニュースの中で、関心が高いものは、覚えておいた方がよいでしょう。

小論文対策のコツは、文章の質にこだわり、1つ1つに時間をかけるよりも、なるべく多くの文章に触れ、多くの文章を書くことです。論文に慣れることです。はじめは拙い文章でも、数をこなすうちに文章力が身につくこと間違いなしです。

医学部受験生におすすめな理科の参考書

医学部受験において、理科は、大きなウエイトを占めます。なぜなら、共通試験の理科の点数に重きを置いている大学が多いですし、2次試験でも出題される大学が多いからです。

理科は、化学、生物、物理の3科目から2科目を選択しなければなりません。そのため、医学部受験者は、受験を決めたときから、どの科目を選択するかを選んで勉強を始めます。高校によっては、物理クラスと生物クラスでクラスが分かれるほどです。

理科の参考書を選ぶとき、注意した方がよい点は、「理系大学受験科学の新演習、化学基礎収録」のように基礎から勉強できる内容が含まれるかどうかです。2次試験は、志望校のオリジナル問題で、応用問題が多く出題されますが、共通試験は基礎をしっかり勉強できているか否かで結果が如実に変わってしまいます。

問題をひたすら解くのではなく、講義型の参考書を使用することをおすすめします。講義型の参考書では、試験の傾向ではなく、化学の本質を理解することが可能になります。また、公式の意味や使い方を正確に暗記することも重要です。

基礎がしっかりしていれば、応用問題も解けるようになりますので、化学の基礎が十分固められてから、応用問題が多く含まれる参考書で勉強するとよいでしょう。

生物、物理も同様です。生物は、「生物用語の完全制覇」という参考書がおすすめです。入試の出題頻度の高い問題が多く掲載されており、穴埋め問題で覚えやすい参考書です。

物理は、「名門の森物理」がおすすめです。力学、熱、波動と電磁気、原子、波動の2種類あります。分野ごとに分かれているので、苦手を克服するのにもってこいの参考書です。難易度が高い問題多いので、2次試験対策にもなります。

医学部受験生におすすめな社会の参考書

国公立大学の医学部受験をする受験生は、社会は必須科目です。社会は、「倫理政経」「倫理」「政経」「現代社会」「地理」「日本史」「世界史」の中から1科目選択して受験します。志望校によっては、「倫理」「政経」「現代社会」は、受験できない可能性があります。

医学部受験生にとっては、社会は、あまり時間をかけられない教科です。とはいってもいきなり過去問題を解くのではなく、基礎を理解することが重要です。

例えば、倫理では教科書全体から出題されるので、教科書の内容はすべて網羅する必要があります。基本理念を理解せずに丸暗記することは難しいので、暗記の前に根本的なことを理解すると頭に入ってきやすいです。
いくつかのキーワードを覚え、それに関連した語句を覚えていくようにすると楽に暗記することができます。基本的なことを覚えたら、「センター試験過去問題研究」などの過去問題集を解くとよいでしょう。

政治経済は、政治の流れや経済の仕組みを覚えておくとよいです。「共通テスト政治、経済集中講義」という参考書では、単元のはじめに講義があって、その後演習問題がありますので、どの単元をどの程度理解しているのかがわかりやすいです。
また「政治、経済用語集」を使用して、用語を調べることも重要です。

現代社会では、時事問題が出題される傾向にあるので、日頃から新聞やTVなどで、社会情勢をよくしることも必要となります。

まとめ

医学部の受験は、必須科目が多いので、すべてを勉強するのは大変です。限られた時間の中で、効率よく勉強しなければなりません。
そのためには、効率のよい勉強法と要点がまとめられた参考書が必要になります。しかし、いくら評判のよい参考書を集めたところで、内容を理解しなければ得点に結びつきません。

さまざまな参考書をたくさん集めるのではなく、自分にあった参考書を絞って、繰り返し問題を解くことが受験成功への近道であると言えるでしょう。

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