国立医学部を目指すための失敗しない予備校の選び方

国立医学部を目指すための失敗しない予備校の選び方

国立大学に強い予備校もあれば、有名私立大学への合格率が高い予備校もあります。目指す進路に対して強い予備校を選ぶことは必須ですが、その他にも予備校選びにおいて大切なポイントがあります。医学部進学のための予備校選びの場合、大きく分けて、国立大学を選ぶのか、私立大学を選ぶのか、医学部専門予備校なのか、大手予備校なのかという観点があります。国立大学の医学部を受験する場合の予備校選びについて、さまざまな角度から検証したいと思います。

国立医学部を目指すための予備校選びのポイント

失敗しないための予備校選びのポイントは、以下の3点の観点から考えるとよいと思われます。

  • ・センター試験は9割以上の得点率は当たり前だと心得る
  • ・予備校の合格実績を正しい基準で判断する
  • ・学費の高さが予備校のレベルではない

国立大学医学部受験者のほとんどは、センター試験の得点率が90パーセントを超えています。センター試験で高得点を取ることは、国立大学医学部受験生にとっては、当たり前のことで、合否は、それ以外のところで求められます。
センター試験は、他の学部受験生も受ける共通テストなので、専門分野ではありません。そのため、センター試験対策ができる予備校はかなりの数あります。その中から、センター試験以外の2次試験、面接、小論文対策のできる予備校を選ぶとよいでしょう。

予備校の合格実績とは、2次試験の合格者数、一般入試の合格者数のことです。それ以外の推薦入試の合格者や1次試験の合格者を含めて合格者数と掲載されている場合もありますので、2次試験にどれだけ対策を取って合格に導いているのかを判断する必要があります。

また、けっして安い学費ではありませんが、学費が高ければそれだけよい教育を受けられる可能性もありますが、合格者数が高ければよい予備校だということではありませんので、見極めが必要です。

国立医学部は医学部予備校でも目指せるの?

一般的に、国立大学を目指すなら大手予備校、私立大学ならば専門予備校に通う傾向がありますが、国立医学部を目指す人が医学部専門予備校に入るのは無駄なことなのでしょうか。

医学部専門予備校の特徴は、少人数制であること、医学部受験に特化していることです。

大手予備校は、集団授業であることがほとんどなので、得意分野不得意分野に関わらず、周りのペースに合わせた学習が求められます。これは、センター試験対策など、すべての教科をまんべんなく学習するのには適していますが、医学部進学のためには、プラスアルファを求められます。
その点、医学部予備校では、少人数制、もしくは1対1での学習体系のため、苦手科目に絞って学習をしたり、小論文や2次試験対策に力を入れたりと自分のペースで学習できます。時間が無限にあるわけではなく、限られた時間だかからこそ、効率の良い学習を心掛けたい受験生にとっては、医学部専門予備校のような形態が適しています。

医学部予備校では、合宿体制をとっている予備校もあります。夏休みや冬休みなど学校が長期休みの期間、周りを同じ国立大学医学部を目指すライバル同士という環境に身を置いて、徹底的に勉強することも必要になると思います。
国立大学医学部を受験する人が医学部予備校に入るのは、無駄なことどころか、効率よく勉強したい人にとってはメリットがたくさんある選択肢であるといえます。

医学部予備校は、高いというイメージがありますが、高い予備校ばかりではありません。学費が安くても教育内容・サポート共に充実している予備校もあります。
一番は、自分の学習方法に適している予備校を選ぶということが重要なポイントであるといえます。

大手予備校と専門予備校どちらがいい?

大手予備校と専門予備校の特徴・メリット、デメリット

※以下の表ですが、横スクロールできます。

大学名受験傾向センター試験対策メリットデメリット学費その他
大手予備校東大・京大・阪大
旧帝大 旧六医大
地方国立医大
慶応大 慈恵医大 日本医科大
5教科7科目国立大医学部に強い
集団授業
現役生が多い
有名講師が多数在籍
集団授業のため、一人一人への手厚いサポートは受けにくい

平均100万円程度教師の質が高く、現役合格を目指し切磋琢磨できる環境がある。
成績順にクラス分けがあり、モチベーションが高く維持できる。
専門予備校防衛医大
自治医大

東京医大 東邦大 日本大
東京女子医大 近畿大
久留米大 産業医大
その他私大
2次試験主要科目英・数・理中心私立大医学部に強い
少人数制・1対1
浪人生が多い
医学部受験に精通している教師が多数在籍
授業料が割高平均500万円程度合宿があるので、勉強だけできる環境にある。
志望校別に傾向と対策をたてて学習できる。

自分に適した予備校選びをするためには、大手予備校と専門予備校のそれぞれの特徴を理解することが必要です。国立医学部を受験するためには、大手予備校と専門予備校のどちらが適しているといえるでしょうか。

大手予備校のメリットは、センター試験対策がきちんとされているところです。センター試験で高得点を取らなければ、志望校を受験することができません。そのため、どの教科も平均して得点を取れるようにする必要があります。万が一、受験直前で進路変更をすることになっても、センター試験対策をきちんととれていれば、どの学部にも対応できます。受験対策は、まずセンター試験対策といっても過言ではありません。

また、大手予備校は、集団授業なので、同じ目標を持つ人同士、競い合うことができます。成績順にクラス分けをしているところもあり、上位クラスでなければ受けられない講師の授業があれば、みな、上位を目指して必死になります。集団においての自分のレベルや学力が一目瞭然なので、目標を立てやすいのが特徴です。
学費もそれほど高くないので、家計にも優しいです。自習室が充実していたり、オンライン授業に対応していたりする予備校もあり、通学をすることなく、自宅にいながら学習できる予備校もあります。

専門予備校は、少人数制や1対1の予備校がほとんどです。少人数なので、自分のペースで勉強できるのがメリットです。集団授業だとどうしても理解できている、できていないに関わらず講義が進んでいきますが、少人数制の場合は、自分が納得がいくまで学習できるのが特徴です。同じ数学においても、微分や関数は得意だけれど、証明が苦手だという人もいれば、微積分が苦手だという人もいます。
集団授業の場合は、授業中に理解するまで質問をすることも憚られますので、少人数で、理解できるまで質問できる環境は、受験生にとってはよい環境です。限られた時間を有効活用することが受験生にとっては重要なことです。

2次試験対策もしっかりできます。5教科7科目はまんべんなく学習出来ていて、小論文や面接が苦手だという人のために、面接の練習や小論文対策を教えてくれます。集中講座や短期合宿などがあり、他のことにとらわれずに勉強だけをできる環境作りに力を入れています。
学費が大手予備校に比べると割高に感じられますが、特待生制度などを上手に利用すれば、大手予備校と同額ですませることも可能です。

国立医学部の試験の難易度と対策

一般的に国立医学部受験は難しいと言われています。なにが難しいとされているのでしょうか。国立医学部は、併願ができません。
試験日程は、前期、後期と2回チャンスはありますが、後期での合格は難易度が上がるので、前期で合格するに越したことはありません。
センター試験で、平均9割以上得点を取らなければ合格ラインに届かないと言われています。国立大学医学部受験者のほとんどが、センター試験で9割以上得点を取っているのです。またケアレスミスで減点されることは防がなければなりません。

国立医学部受験においては、勉強だけできればよいということはありません。受験には、面接と小論文が必須です。論理的に文章を組み立てる能力が求められますし、面接官に適性を判断されます。コミュニケーション能力を必要とされます。
そして、難関と言われる最大の理由は、倍率が高いということです。募集人数に対して、受験者が5倍や8倍という状況は国立医学部の場合は珍しくありません。まさに狭き門です。

これらのことを踏まえて、国立医学部受験には、1日でも早くから受験を見据えた勉強をしはじめ、他の誰のためでもない自分のためだけのカリキュラムを組む必要があります。

まとめ

国立医学部を受験するためには、無駄なく効率の良い勉強を心掛ける必要があります。そのために予備校を選ぶ際は、自分の学習レベルを把握し、弱点を克服するのに適した学習方法のある予備校を選ぶべきです。
限られた時間内で受験を征するためには、早めに進路を定め、早い時期からの対策をとることが必須です。自分に適した予備校選びが受験を成功させるための1歩となることは間違いないでしょう。もちろん本人にやる気があることが1番なのは、言うまでもありませんが。

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