医学部を受験する場合、限られた時間を無駄にすることなく、最も効率的な学習計画を立て、その計画に沿って着実に実力を付けていく必要があります。
そのためには常に最新の受験情報を入手することも不可欠です。この両方を叶え、医学部合格に少しでも近づけてくれるのが医学部予備校です。
ここでは医学部予備校で導入されているオンライン授業に焦点を当てています。近くに予備校が無い場合や、コロナや通学時間の都合、家の方が集中できるなど、様々な理由から自宅で学習を続けていきたい受験生におすすめの情報をまとめていますので、参考にして下さい。
目次
大学入試の中でも最難関である医学部にチャレンジする場合、ほとんどの学生が医学部専門予備校に通いますが、ひとくちに医学部専門予備校といってもたくさんあり、どう選ぶべきか迷っている受験生も多いのではないでしょうか。
医学部受験は情報戦とも言われるほど、多くの情報があるかどうかで合否が決まるとも言えます。医学部専門予備校の講師は医学部受験に精通し、小論文や面接対策も含め受験勉強のみならず、生活面や精神面でのサポートをしてくれる予備校もあります。
予備校を選ぶ際は、授業形態が自分の性格に合っているかどうか、合格実績や講師の実力、雰囲気はどうかなど様々な観点から検討するようにしましょう。当然、授業料や予備校までの交通費といった費用面も検討材料の要因になるでしょう。
このように予備校選びで、検討すべきポイントはいくつかありますが、授業の流れやスタイル、講師との相性など様々な学習環境を含め、最も自分に合うスタイルを選ぶことこそ、効率よく受験勉強を進める秘訣でもあります。
例えば自宅から多少遠くても、予備校に通うことで学習環境を整えられる場合もあれば、予備校への往復の時間を自宅での学習時間に充てた方が、内容の濃い勉強ができる人もいます。
健康面にも特にナーバスになる受験の時期に、予備校通いや集団での授業を受けることを躊躇してしまうこともあるでしょう。保護者としても心配です。
また予備校へ行けば講師に質問ができ、疑問をその場で解決しやすい環境にはなりますが、そもそも講師との蜜なやりとりや対面での学習が苦手な場合もあります。
自宅と予備校との距離、また送迎が必要なら家族の都合など、家庭の状況や学習スタイルなど、必要に応じてオンライン授業を検討してみるのも、一つの方法でしょう。
医学部を受験する際には、医学部専門予備校で医学部に精通したプロ講師の授業を受けること、また最新の情報を入手できる環境を作っておくことが大切です。
医学部受験予備校はたくさんありますが、たくさんの生徒の通いやすさを考慮し、主要駅からほど近い場所に校舎や教室があることが多いです。
いくら駅から近いとはいえ、必ずしも自宅から通える範囲に予備校があるとは限りません。通えたとしても往復にかかる時間や交通費を考えた場合、受験まで長く通い続けられるかどうかという点も考えなくてはなりません。
さらにここ数年はコロナの影響で、できるだけ人との接触を避け、外出や交通機関の利用も控えたいと考える家庭も多いでしょう。受験を控えている状況ではなおさらです。
そんな場合でも予備校通いを諦める必要はありません。自力での勉強や家庭教師といった他の選択肢もない訳ではありませんが、医学部受験は先にも述べたとおり、情報戦で戦う必要があります。
自力で収集できる情報には限りがある上、時間もかかります。さらにそれが最新かどうかも定かでない以上、信頼できる情報と考えるのは少々危険です。
医学部予備校では常に最新の受験情報が集まり、さらに現役医学部生のチューターもいるため、最新かつ生きた情報が手に入ります。この情報が手に入るだけでも、予備校に通う価値があると言ってもいいでしょう。
また予備校の中には完全個別授業をしているところもあります。完全個別授業のメリットは、講師が自分に付きっきりになるため、少しでも疑問が出ればその都度、質問ができる点です。しかしメリットばかりと思われる個別授業でも、全ての生徒が講師とのマンツーマンの授業で効果が出るとは言い切れません。
対面での授業や蜜なやりとりが苦手、または適宜質問はしたいけど、できるだけ自分のペースも大切にしたいという生徒もいます。
素晴らしい授業スタイルや講師が、誰にでも当てはまる素晴らしいものであるとは限らないという点を踏まえ、予備校での受講スタイルも検討しましょう。
医学部予備校の中にはオンライン授業を行っているところもあります。希望する予備校にオンライン授業があるのか探してみると良いでしょう。
オンライン授業の方が授業料がリーズナブルに設定されていることもあるので、プロ講師のサポートを受けながら自宅で学習したい人はぜひ、検討してみてください。
地方在住の受験生にとって予備校に通うのは困難な場合が多く、特に現役生では自宅から離れることは難しいのが現実です。
そこでおすすめなのが医学部予備校のオンライン授業ですが、気になるのが費用の問題と、本当にオンラインで合格ができるのかという点でしょう。実際にオンライン授業を検討する受験生や保護者からの質問の中でも多い内容でもあります。それぞれについて説明しますので、参考になさって下さい。
オンライン授業の費用は、幅が広く一概に言えない部分がありますが、およそ150万円から500万円と開きがあります。
予備校の費用の大部分は講師にかかる人件費です。通学でもオンラインでも、講師が生徒に個別授業をする場合は人件費に差は出ませんが、予め撮影した動画を再生して受ける授業スタイルの場合は人件費を抑えることができるため、比較的費用も安くなります。
オンライン授業はスマホやパソコン、タブレットを使って、オンラインで授業を受けられるものです。インターネット環境とスマホやパソコンなどさえあれば、通うことなくプロ講師の授業が受けられます。
授業の携帯は録画した講義を再生しながら授業を受けるタイプや、講師との双方向のやりとりを通じて授業を受けるタイプがあります。いずれもプロ講師の授業を受け、わからない点は講師に質問することができます。
最近ではコロナ渦の影響もあり、オンライン授業に力を入れている予備校も多く、予備校に実際に通学して受ける授業と遜色のないレベルの授業が受けられます。もちろんオンライン授業で医学部に現役合格している受験生もたくさんいますし、通学でないと合格が難しいということはありません。
唯一気をつけたいのが、あくまで自宅での学習になるため、ある程度の自己管理能力が求められること、また独力でのモチベーション維持が重要である点は覚えておいて下さい。
オンライン授業に対応していて、おすすめの医学部予備校を5校紹介します。それぞれの特徴や費用を比較し、自分にあうオンライン授業を探してみて下さい。
医進の会の特徴は圧倒的な講師の実力と授業力です。講師はみなプロの一流講師であり、何より特徴的なのは、生徒ひとりひとりに応じて講師がカリキュラムを作成し、厳選した良質な参考書以外に、講師オリジナルのテキストやプリントを使って授業が行われる点です。
医進の会では通学する場合と同じ内容をオンライン授業で受けることができます。医進の会はもともと完全個別授業スタイルで、講師がみっちり生徒のそばに付きっきりで授業を行います。
生徒が演習問題を解く様子も把握できるため、生徒ごとの弱点を見抜き、効率よく学習が進み偏差値にも表れます。オンライン授業でも同じクオリティで授業を受けられる点は、医進の会のメリットと言えるでしょう。
メビオのオンライン授業は、少人数制で行われる双方向での授業と、動画視聴と個別での双方向授業を組み合わせたスタイルの2種類があります。
通学生と同じ少人数制での授業を、クオリティはそのままで自宅で受けられるのは、地方在住の受験生にとっては大きな魅力です。
また個人のオンライン授業は録画した授業を視聴します。繰り返し再生しながら理解度を深められる点でメリットです。さらに双方向授業でわからない点をすぐに質問でき、定着度を高められるので効率よく学習が進みます。
メディカルラボのオンライン授業は、1対1の同時双方向授業で、対面と変わらないクオリティで授業が受けられます。
1コマ150分で講義を受ける→演習問題を解く→演習問題の解説という流れで進みます。間に10分ずつの休憩もあるため頭を切り替えることもでき、着実に知識を定着させていきます。
同時双方向での授業のメリットは、わからないことはどんな小さなことでもその場で解決できることです。集団授業では小さな疑問をその都度解決していくことは難しいことも多く、モヤモヤしたまま授業を聞くことにもなりがちです。
メディカルラボでは画面越しとはいえ、生徒の理解度や解き方、考え方のクセも講師が見ることができ、コミュニケーションを取りながら医学部合格へと導いてくれます。
また生徒一人ひとりに担任がつき、それぞれの習熟度やレベルを事前に測った上で、個別のカリキュラムを作成するので、効率の良い学習が可能です。
授業外では現役医学部生のチューターにわからないことを質問することもできますし、宿題や課題はメールや郵送などで送ってくれるなどサポート体制も万全です。
高い合格率を誇る進学塾ビッグバンのオンライン授業は、双方向授業を個別で受けることができます。授業中には講師に直接質問することもができ、わからないことをそのままにすることはありません。
またコーディネートアワーと呼ばれる時間では講師との面談を行い、進路指導や受験情報の伝達とともに学力の分析をし、合格まで逆算の上で学習計画を作成します。そのためどんなレベルからでも合格を目指すことができます。
富士学院で行われるオンライン授業は、双方向での個別授業です。わからないことはその場で解決することで、確実に定着度が上がります。
医学部予備校の中でも珍しく講師以外の、教務担当や学務担当の職員に進路などの相談をすることもできます。万一、講師には話しづらいという相談ごとや悩みがあっても安心です。
また最低受講コマ数や受講期間の制限がないので、1コマだけの受講や、希望する単元、科目だけという受講の仕方も可能で、全教科をみっちり受講する必要のない受験生にとって、とても使い勝手の良いオンライン授業といえます。
コロナ渦では人との接触をできるだけ避ける受験生も多く、オンライン授業の必要性が高まってきました。多くの医学部受験予備校で、オンライン授業の内容も充実し通学での授業と遜色のない授業が受けられるようになっています。
特に地方在住の受験生や希望する予備校の教室が自宅の近くにない場合は、自宅にいながらにして通学と同等の講義が受けられるのは大きなメリットです。
双方向授業やビデオオンデマンドなど、受講スタイルは様々です。録画された授業をじっくり視聴した上で個別での解説を受けたい人にも、常に講師に学習を完全管理してもらいながらみっちりと受講したい人にも、きっと合うオンライン授業や予備校が見つかるでしょう。
ここで紹介したオンライン授業を導入している予備校も、それぞれに特色があります。自分がどんな学習環境を求めているかを考えて、ぜひオンライン授業も検討してみてください。