偏差値が高いというのは、それだけ優秀な方が集まっているということになるので、人気の医学部=偏差値の高い大学とおもわれているようです。確かにそれは一種の見極め方かも知れません。しかしそれだけではなく、その医学部の方針や特徴が重要となります。そして忘れてはいけないのが学費についてです。
当然のことながら学費は高いよりも安い方がよいですし、それに加えて合格率が高い医学部が良いに決まっています。人気大学だけではなく、特徴や学費について解いています。
人気の医学部といえばやっぱり都内にある有名私立大学。偏差値も高く、日本最難関と呼ばれており、100名の募集に対して400名近くの受験者がいるとのこと。入学試験に関しては、550点満点中400点以上取らないと合格は不可といわれています。但し何も偏差値と人気が、必ずしも比例する訳ではありません。とあるデータによると偏差値が66ですが受験者、そして合格者が多く毎年たくさんの医師を世に輩出しているとのこと。他にも65~63ほどの医学部も人気を得ているので、自分の力に見合った医学部を目指すと良いでしょう。
今挙げた大学はすべて私立となりますので、国立や公立の大学について説明していきたいとおもいます。愛知県にある国立大学や札幌、大阪にある国立大学が人気のようで、偏差値は66~69と私立に比べると少しだけ高いようです。
同じ偏差値、合格率であれば学費が高い大学よりも、安い方が良いに決まっています。これは医学部にも同じことがいえるでしょう。日本はここ数十年、先の見えない不景気といわれ生活費はもちろんのこと、学費を捻出できないところも増えています。そんな中で人気を得ているのが、学費の安い公立、国立大学です。
30年前と比べると高額になったとはいえ、年間60万円程度とかなり低価格ですし、6年を通しても350万円ほど。私立の場合は平均3000万円となるので、如何に低価格なのか理解できるとおもいます。ただし倍率がかなり高く、年々偏差値もあがっているので、誰でも簡単に人気大学に入学できるとはおもわないことです。また条件付で入学できる医学部もありますので、費用がネックという場合は検討するのもよいかもしれません。
人気の大学もよいけれど、やはり自分に合ったところでないと意味がありません。偏差値や周りの評価だけで決めてしまうと受験に失敗しやすいだけではなく、せっかく合格したにも関わらず、中退してしまう可能性もでてきます。そうなると学費は無駄ですし、あなたの身にもなりません。
まず確認すべき内容は出題傾向や、配点です。得意科目の配点が大きければそれだけ有利になるので、それに気をつけるだけでも合格に近づけます。また出題数やテスト形式に気を配ることで、早い段階から対策ができるのではないでしょうか。ただし出題傾向は毎年のように変更されるので、過去問だけにこだわりすぎるのもよくありません。空前の医学部ブームといわれている現在ですが、人気にとらわれることなく自分にあった医学部を目指していただければとおもいます。
合格率をアップさせるには得意科目の配点や出題傾向を分析。そして忘れてはならないのが学費について。人気の医学部に関しては学費も安いので、毎年多くの方が受験に挑んでいます。そんな中でも自分に合った大学を探し、受験していただければとおもいます。偏差値が高い医学部は数多くありますが、必ずしもそこが良いわけでもありません。人気の大学や、その医学部の受験傾向を分析した上で受験に挑むことで、例え偏差値に追いついていなくとも合格できるチャンスが与えられるのです。