医学部に独学で合格するための勉強法や注意点を紹介します

医学部に独学で合格するための勉強法や注意点を紹介します

医学部受験は出題範囲が広く、基礎固めを完璧にした上での難問への対応力が求められるため、医学部専門予備校に通い合格を目指す人もたくさんいます。多浪生を敬遠する大学があることも事実なので、できるだけ現役合格したいと考えるのも当然ですが、一方で医学部予備校に通うには、高額な学費が必要になることから費用面で頭を悩ませる学生や親も多く、中にはわずかながら独学で医学部合格を目指す人もいます。実際に独学で医学部合格した人はどのような学習をしたのでしょうか。勉強法や注意点を知り、独学での医学部受験が自分に合っているかどうか見極めましょう。

そもそも医学部に独学で合格できるのか?

医学部合格は、一般の大学受験に比べると出題範囲が広いので、学習時間の確保と配分が難しく、また医学部を目指す学生のほとんどがハイレベルなため、少しのミスや失点さえも命取りになるという難しさもあります。

そのため、多くの学生が効率的な学習をしようと医学部専門予備校に通ったり、家庭教師をつけたりしますが、中には独学で医学部に合格する人もいます。

医学部に独学で合格した人の割合

それでは独学で医学部に合格できる人は、どれくらいいるのでしょうか。医学部受験をする学生にとって、予備校や家庭教師の利用は難関である医学部合格には必須のように考えられていますが、実際には約2~3%の学生が、毎年医学部に独学で合格しています。

学習の仕方は人それぞれで、ポイントを押さえることで独学の方が合っているという場合もあります。

独学で医学部に入るのが難しい理由

独学で医学部に合格する人はわずかながら毎年いますが、決して簡単ではなく誰にでもチャンスがあるというものでもありません。

さらに、大学により出題傾向が大きく異なる医学部受験は、それぞれにあった対策と到達目標の設定が必要になるため、最新の情報を収集、分析した上で適切な学習方法を見つけることが重要です。

独学の場合、情報収集も学習方法の確立も自分でしなければならず、予備校に通う学生も含めて多くの学生が苦戦する、モチベーション維持や学習環境の整備も自分でする必要があります。

これらを踏まえ、医学部合格を目指す確固たる志望動機と、自分の確立した勉強法や目標を着実にクリアしていく強い精神力を備えていることが条件になります。

独学のメリット

予備校では最新情報や最適な学習環境が提供され、学習でつまずいた場合はすぐに講師に聞くことができ、同じ目標に向かって努力する仲間と情報や悩みを共有することも可能です。精神面のサポートやモチベーション維持のサポート体制が整い、中には食事面のサービスで体調管理までしてくれる予備校もあります。

一方、独学の場合はこれらのサポートはありませんがメリットはあります。

コストが安い

医学部進学は、私立大学となると6年間で2000万~4000万円の学費になることもあります。さらに、予備校にも通うと数百万円の学費がかかるため、少しでも負担を減らしたい場合、独学は大きなメリットです。

また予備校の場合、校舎に通う必要があります。大手予備校の多くは、主要駅近くなどアクセスの良い場所にあることがほとんどですが、自宅や高校から通うには時間もかかりますし交通費もかかります。

一方、独学なら交通費はかかりませんし、学習費用も参考書や模試の受験料程度で済みます。

自分のペースで学習できる

医学部予備校のほとんどは、少人数制か個別指導ですが、他の学生の存在が自分の学習意欲やモチベーションに、常にプラスに働くとも限りません。他の学生を気にせず、自分の決めた目標を着実にクリアできるなら独学も有効です。

また自分の苦手科目や苦手な部分を把握できている場合には、独学での学習でも十分効果があります。科目ごとの学習時間の配分も自分で決められ、苦手科目を重点的に学習し克服することで、大きな自信にもつながります。

勉強場所を選ばない

学習環境の整備の仕方は人それぞれで、集中力やモチベーション維持の方法も一つではありません。予備校では決まった教室で授業を受け、自習室で勉強しますが、独学なら自宅以外にも図書館やカフェなど、好きな場所で勉強できます。

常に同じ環境を作ることで集中できる人もいれば、ある程度の変化や刺激があることでモチベーションや集中力を持続させられる人もいます。

独学で合格するためにできること

医学部に独学で合格できる学生は多くはありませんが、毎年わずかながらいます。厳しい挑戦ですが、ポイントを押さえた学習をすることで合格のチャンスは十分にあります。

1つ目に医学部受験に必要なのは、全科目の基礎力をバランスよく身につけることです。医学部受験では、基礎問題の習得だけで十分合格が可能だとよく言われます。基礎問題の習得が中途半端なまま発展問題に取りかかることで、試験本番に発展問題どころか基礎問題でも実力を発揮できないという失敗につながります。

また全ての科目が得意という人はあまりおらず、苦手科目が誰にでもありますが、苦手科目ばかり重点的に学習したり、逆に得意科目ばかり学習したりするのも失敗につながります。

重要なのは全科目の基礎力をバランスよく総合的につけることです。それは医学部では文系や理系といった枠ではなく、全科目の総合点が重要になるためです。苦手科目を得意科目でカバーするのは不可能だと考えましょう。

2つ目に大切なのは、受験当日に勉強の成果を十分発揮するために、普段から生活リズムを一定に保ち、規則正しい生活をするということです。

医学部に限らず多くの受験生が、勉強時間確保のために深夜まで勉強しがちですが、試験が行われるのは朝です。普段から早寝早起きという基本的な生活スタイルを確立し、早朝に勉強時間を確保、あとはスキマ時間をうまく活用して時間を捻出するようにしましょう。

独学の失敗例

医学部受験をする多くの学生が医学部予備校や家庭教師など、医学部合格に必要な有力で膨大な情報と知識を持ったプロや経験者を後ろ盾に挑戦します。

その後ろ盾なしに予備校に通う学生たちに混じり、アドバンテージを持って受験に臨むためには、独学でありがちな失敗例を把握し、予めその失敗を排除できるようにしましょう。

モチベーションを保つ難しさ

医学部受験では文系・理系問わず全科目を抜け目なく習得することが必要です。限られた時間で膨大な学習をしなければなりませんが、受験当日まで毎日、一定のモチベーションを保つのは意外と不可能なものです。

受験生の悩みで最も多いのがモチベーションの低下ですが、やるべきことの多い医学部受験生にとってはモチベーション低下を言い訳にすることは、即失敗につながります。

モチベーションを保つのは難しいと理解した上で、モチベーションの有無ではなく「必要だからやる」というスイッチを持つ感覚と勉強の習慣化が重要です。

なぜ難関である医学部を独学で目指しているのか考え、整理しておくことは医学部受験で必ず課せられる面接や小論文対策にも役立ちます。そして一度勉強が習慣化できれば、モチベーションや気分に大きく左右されることなく、受験当日まで学習を続けることができます。

すぐに質問できる環境がなく非効率になりがち

医学部予備校の最大のメリットは、わからないことをすぐに質問できることです。一方独学の場合わからないことがあると、そこで学習がストップしてしまうこともあり非効率になりがちです。

医学部受験経験のある友人や知人、医学部予備校に通う知り合いを何人か作っておくのも良い方法です。

予備校ならではの分析情報などが手に入らない

医学部予備校は医学部受験に精通したプロが、医学部に合格させるために様々な方面からサポートしてくれます。受験情報はもちろん、それぞれの大学の試験の傾向や自分との相性などを見極めた上で、アドバイスもしてくれます。

実際に医学部を目指す学生のほとんどが、ほぼ予備校からの情報だけを頼りにしているほどで、それだけ予備校の情報取集力と膨大なデータと実績による分析力が優れていることを示しています。

しかし、独学の場合これらの情報の入手が難しいという現実は否めません。これらをカバーするために学校から情報を十二分に活用するとともに、インターネットからの情報は信ぴょう性を十分に検討、吟味した上で情報を取捨選択する力も求められます。

スケジュールを立てるのが難しい

独学での医学部受験挑戦で難しいと言われるのが、幅広い範囲と科目をバランスよく学習するためのスケジュール立てです。

メインの参考書や演習問題をどの順番でどの程度やるのか、また苦手科目と得意科目にかける勉強時間のバランスをどう取るか、自分の現在の実力と学習の進捗具合をきちんと把握できていないと、全科目を抜け目なく習得できません。

バランス良く勉強するための受験勉強計画の立て方については下記の記事を参照してください。

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医学部予備校のメリット・デメリット

医学部予備校に通って医学部受験を目指す学生も多く、独学での挑戦よりも効率よく学習でき、合格のチャンスも当然高まるでしょう。

しかし、医学部予備校にもメリットとデメリットがあり、全ての学生にとって予備校が合うとも限りません。メリットだけでなくデメリットにも目を向け、本当に自分に合う勉強方法を見つけることが大切です。

まず医学部予備校の特徴として特筆すべきは、長年医学部に特化した指導を重ねてきた経験による膨大なデータです。全国の全ての医学部受験に対応するオリジナルのテキストを作っている予備校も多く、志望校に合った指導を受けられる点が最大のメリットです。

また実際の試験での配点や出題傾向などにも精通していて、自分の実力に合う大学選びや相性の良い大学選びのアドバイスもしてくれるので、それだけ合格率を高めることができます。

他にも同じ目標を持った仲間と勉強できることや、学習環境が整備されている、わからない個所はいつでも何度でも聞くことができるので、着実に知識を積み上げられるなど多くのメリットがあります。

一方で、医学部予備校のデメリットとして、第一に高額な授業料が挙げられます。授業料に100万~300万円程度、他にも交通費も必要になります。大学の学費負担を考慮し、少しでも費用を抑えたい場合には授業料は大きなネックとなります。

他にも大手の大学進学予備校と違い小規模の予備校が多く、講師の数も少ないため、相性の合う講師を見つけられる確率が低いことが挙げられます。

大阪にあるおすすめ医学部予備校3選

大阪にあるおすすめの医学部予備校を紹介します。

医進の会

医進の会は大阪市にある医学部予備校で、大阪市内で3つの校舎があります。医進の会の特徴は1対1の個別授業である点です。また、講師は科目専任制で複数の科目を兼任することはないため、質の高い授業が受けられます。

医進の会では生徒の実力や志望校に合わせて個別のカリキュラムが作られ、オリジナルのテキストやプリントを使って授業が行われます。また合格するために、いつまでに全科目の基礎を作り、いつまでに見直しや過去問演習を終えるべきかという詳細なスケジュール立てもしてくれます。

医進の会について詳しくはこちら

メビオ

メビオは大阪市にある医学部予備校のひとつですが、実績のある予備校で少人数制の授業が特徴です。約200名の生徒を25のクラスにわけ、それぞれに3人の担任がつきます。

個別授業や1人の担任と比べて、複数の担任が見ることによって、各生徒の強みや弱みを多角的に見ることができます。

また1コマ210分という異例に長丁場の授業も特徴です。じっくりと授業を受けることができるため、わからない個所を都度解消しながら、実力をつけていくことができます。

自宅から通うことが難しい生徒には寮も用意されている他、生徒と講師の距離が近く、様々な悩みを相談しやすいのもメリットです。

メビオについて詳しくはこちら

大阪医歯学院

大阪医歯学院は38年の伝統と実績を持つ医学部予備校で、大阪市淀川区にあります。関西でも老舗の医学部予備校で地方からの入塾者も多く、寮も完備されています。

大阪医歯学院の特徴は生徒それぞれに担任がつき、年に4回、また保護者には年に3回の定期面談があります。面談では学習の進捗具合から生活習慣に至るまで、目標達成のための具体策を話し合います。

また授業は教科別に実力に合わせてクラス編成されるため、得意科目はさらに伸ばしながら、苦手科目も合格ラインまで引き上げます。

大阪医歯学院のメリットは食事面でもサポートも受けられる点、また保護者にも学習進度の報告、また希望者には保護者へ生徒の下校連絡を行うなど、予備校と生徒、家庭という連携を重視している点です。

大阪医歯学院について詳しくはこちら

まとめ

医学部受験は言わずと知れた難関な挑戦です。医学部受験に特化した専門予備校に通う学生にとっても、難関であることは変わりません。

しかし、学習のポイントを押さえれば、独学で合格することも不可能ではありません。医学部受験ではとにかく全科目の基礎を徹底的に固めることが重要です。そして自分に足りないもの、克服すべき科目、単元などを客観的に洗い出し、自分の決めたスケジュールを信じ淡々とこなしていける精神力も必要になります。

必ずしも全ての人に予備校や家庭教師が向いているとは限らず、独学によって高い学習効率をあげる人もいます。

自分に何が必要で、どんな方法で補うのが最善かを見極めるためにも、独学のメリットや押さえるべきポイントを知り、万全の対策を立てましょう。

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