医学部を再受験する社会人が増えている!おすすめの対策方法をご紹介します

公開日:2021.09.27 更新日:2021.10.22

大学受験をする際、医学部の狭き門がゆえに諦めてしまった方は多いのではないでしょうか。
試験でトップクラスの成績を取らなくてはいけない医学部は、合格するのが難しいことで有名です。

そんな方や、最初は別のお仕事に就いたものの、そこから医学に興味が出た方などでも医学部に再挑戦できる道があります。
それは、もう一度受験をするというもの。
しかし、簡単な道ではありません。

医学部の再受験について、基本情報からメリットとデメリットまで説明いたします。

 

社会人の医学部受験の現状

医学部の再受験といっても、何故そのような状況になってきたかについてまずご説明していきます。

社会人が医師になるメリットを考えてみましょう。
社会経験を積み、様々なことに触れてきた上で受験をするので、熱意をもって医師になりたいという方が多いです。
その強い意志を持った医師を確保できるというのが、再受験を行う理由になっています。

しかし、一般的に医学部を受験して合格するというのは狭き門です。
特に社会人が突破するには、日常の生活や仕事をこなしつつ、受験にむけて準備をしていかなければなりません。
よっぽどお金に余裕があれば勉強に専念できますが、家族がいたりするとお仕事を辞めることは難しいでしょう。

独身の方でも、お仕事を続けながら受験勉強をするのか、仕事を辞めてしまって受験勉強に専念するのか、とても悩ましいことになります。

医学部を受験する上で、社会人は常に時間との闘いを強いられることになります。
時間だけならまだしも、周りに応援してくれる人を作っていくのも重要です。
様々なバランスを取りながら、試験に合格する力を養う必要があります。

 

社会人の医学部再受験のメリット・デメリット

では、社会人で医学部を再受験する際に必ずしっておきたいメリットとデメリットを確認していきましょう。

 

メリット

大きく分けて2つあります。
まず、すでに社会に出ている点です。
現役で大学に入学した方よりも社会経験が豊富で、幅広い視野を持った上で入学することができます。
医学は人の病気を治すだけではなく、その人と適切なコミュニケーションをとって最善を尽くす必要があり、重要な点といえます。

次に、意志を評価される点です。
よく巷で聞かれるのは、再受験は大学側からは嫌がられるというものです。
これは医師として活躍できる期間が少ないとの理由などが挙げられますが、社会人になったにも関わらず、医師を目指すということは高い理想と強い意志を持っていることの表れともいえます。

 

デメリット

デメリットも2つあります。
しっかりチェックしておきましょう。

まず、現役生に比べて勉強に集中する時間がとれない点です。
仕事をやめて勉強に集中することが一番ですが、なかなかそうもいかないものです。
細切れの時間を上手く使い、確かな計画が無ければ実行は難しいといえます。

次に、周りからの理解が得られにくい点です。
特に、お子さんがいるご家庭では一定的に収入が必要となるので、仕事は辞めることはできないでしょう。
ご家族、ご友人、会社の方々から理解と応援をしてもらうことが難しく、挫折してしまうこともあるようです。

 

社会人で医学部を受ける人のタイプ

ここで、社会人で医学部を受けることが多いタイプをご紹介します。
一概にまとめることはできませんが、合格まで行き着いた方にはあるパターンがあります。

その中の1つは、志望動機が明確なタイプです。
社会で働く中で、医学に関連したことを取り扱ったり、元々医学部を目指していたものの、事情によって別の仕事についたりする方などに多いです。
ただ「医者になりたい!」だけではなく、自分がどういう医師になりたいのか、どんな風に患者と接したいのか、医学の未来をどうしていきたいのかが明確に語れる方が医師を目指しています。
具体的な例としては、健康増進の仕事に携わった結果、自分も地域に密着した医師として働きたいと思うようになったというケースです。

医師になりたいと思う方は、老若男女問わず多くいらっしゃいます。
その中で、自分なりの理由を見つけ出している方が、社会人として落ち着いたときに再受験を目指しています。

 

社会人におすすめの勉強方法

ここで、社会人として再受験を目指して勉強する際に知っておきたい情報をお伝えします。
現役時代とは異なり、時間も記憶力も異なっているので、コツを知っておくと便利ですよ。

まずは、仕事と並行して勉強をしていくことです。
医学部は最低でも6年、もしくはそれ以上が卒業までにかかる日数です。
大学に6年間通い、さらには実習などが多くあることを考えると、すぐに仕事をやめてしまうことはリスクが高いです。
仕事を終えた夕方、夜などに時間を使って勉強をしてきましょう。

特に、夜は暗記物がおすすめです。
医学部では英語や生命化学が重視されることが多いので、単語の暗記などに取り組んでみることをおすすめします。

勉強時間を増やしたいという気持ちは、受験生全員が持っている感情です。
しかし、社会人の皆さんは退職を急がずに、適切なタイミングで行うように気をつけましょう。

また、人にもよりますが、信頼できる方以外には医学部受験をしようとしていることは言わない方が良い場合もあります。
「そんなの無理だよ」「仕事はどうするの?」など、メンタル面で良くないことを言われてしまうと萎えてしまうもの。
応援してくれる方だけに伝えて、家族や仕事場でも味方を作っておくとベストです。
仕事の昼食中は勉強するなど、確実に勉強時間の確保をしていきましょう。

 

学士編入と一般入試どちらがいい?

さて、社会人が医学部を再受験する上で、受験方法が2つあることはご存じでしょうか。
学士編入と、一般入試という方法です。
それぞれの受験形態と、メリットとデメリットについてもお話します。

 

学士編入

学士編入とは、2年生もしくは3年生として編入する試験です。
学士編入は、一般入試に比べて必要な科目数が少ない点がメリットといえます。
大学によって異なりますが、一次試験は小論文のみや全て面接で試験するという形態もあるようです。
勉強時間が限られている社会人にとってはありがたい方法といえます。

また、途中から編入をするという形態なので、確実な意志を持っていることも評価の対象になります。
社会人として経験と知識を身につけている点も上手くアピールできれば、合格がぐっと近づきます。

しかし、デメリットは合格できる人数が少ない点です。
こちらも大学ごとによって異なりますが、数人程度ということもままあるようです。
ただでさえ狭き門ながら、周りより傑出しなければならなくなります。

 

一般入試

社会人になる前にすでに大学を卒業されている方の多くが受験をした方法かと思います。
以前はセンター試験でしたが、現在は共通テストを受け、次に志望する医学部のある大学の試験を受けるというものです。
オーソドックスな受験方法で、メリットとしては学士編入に比べて合格する人数が多い方法です。

しかし、科目数が多く、社会人の皆さんが対策をするには難しい場合もあります。
特に、現役時代は文系だったという方は、理系科目をまんべんなく学ばなければならなくなります。

どちらにも共通して言えることは、合格は簡単にできるというものではないということです。
日々の積み重ねによって、合格に近づけるのだと忘れないようにしてください。

 

社会人が医学部合格を勝ち取るための心得やポイント

ここで、社会人の皆さんが再受験で医学部の合格を勝ち取るためのポイントをお教えします。

まず、独学はとても危険ということです。
現役時代は塾や予備校に通わず、自分自身の勉強方法で合格できたという方は要注意です。
医学部受験は、通常の受験と異なり、合格者数は少ないのに、周りのレベルは大変高いということが多いです。

また、現役生や年下のライバルもいるため、短い勉強時間で必要なことを覚え、対策を行い、傑出した成績を残さなければなりません。
自分一人で頑張ろうとせず、社会人専門の予備校などを頼りながら、自分のより良い受験を相談していきましょう。
予備校には同じ志を持つ方もいるので、モチベーション維持にも繋がります。

次に、面接対策です。
現役で大学受験をした際、面接を受けた方はいらっしゃるでしょうか。
一般入試で受験をした場合、めったにないかと思います。

医学部受験には面接対策が必須です。
「話せれば受かるでしょ」という短絡的な考えは危険です。

面接官は医師として働き、また教員としても経験を積まれた方が多いです。
その場しのぎの言葉ではすぐに見抜かれてしまいます。
自分がなぜ医師になりたいのか、社会人でどんな経験を積んできたのかをしっかりと見直し、自分なりの言葉で説明できるようにしておくことが重要です。

最後に、大学を絞りすぎないという点です。
医学部を卒業するまでには、多額の費用がかかります。
だからといって、受験校を国公立だけに絞るのはもったいないです。

私立には、社会人から医師を目指す方を応援している大学もあります。
そういう大学では、試験科目が比較的楽なこともあので、幅広い視野で受験校を探してみることをおすすめします。

 

まとめ

ここまで、社会人の医学部再受験について情報をお伝えしてきました。
決して簡単な道ではないと言うことを知って頂けたと思います。

それでも医師になりたい、医学部に行きたいという方は、是非自分がどんな大学が向いているか、どんなことを勉強する必要があるのかを見直してみてください。

自覚しておいてほしいのは、現役生ではないということです。
受験をする上で、厳しい自己管理と徹底的な反復学習が必要となってきます。
その先の大きな目標達成に向けて、日々努力をしていけば必ず結果は出ます。

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