医学部予備校と専門塾と家庭教師、医学部を本気で目指すならどれ?

医学部予備校と専門塾と家庭教師、医学部を本気で目指すならどれ?

医学部予備校、専門塾、家庭教師のそれぞれのメリット・デメリットを予め把握しておくことで、自分に合った方法を選びやすくなります。当然のことですが、万人に共通の方法はありません。なぜなら、1人ひとり性格が違うように、勉強方法も違うからです。また、ライフスタイルや生活環境の違いもあるでしょうし、各ご家庭の経済的な事情もあるでしょう。ですから、まずはそれぞれの方法について知っておくことが大切だと言えます。

医学部予備校のメリット・デメリット

医学部予備校のメリットについてご紹介します。

医学部受験に特化した授業

医学部受験に特化したコースが数多くそろっています。そのため、難関を突破するための効率の良い学習が可能になります。
講師陣も医学部受験に精通したベテラン講師が多いため、中身の濃い授業を受けることが可能です。

受験情報が豊富

医学部予備校は受験に関する情報を多く持っています。そのため、初めて医学部を受験する現役生も安心できますし、浪人生は昨年と変わった点や今年の傾向など、常に新しい情報を仕入れることができます。

綿密なカリキュラム

一日のカリキュラムがしっかりと決められているため、効率よく学習することができます。「自分では学習計画が立てられない」という人や、「計画が頓挫しやすく、やる気が出ない」という人には、特におすすめです。

2次試験対策も手厚い

小論文や面接といった2次試験対策にも力を入れて指導してもらえるため、自分ひとりでは対策が難しい2次試験にもしっかりと備えることができます。

やる気が持続できる

周りにライバルがいる環境の中で学習できるので、やる気が持続します。友人ができれば、お互いに励ましあって勉強することができますし、勉強に関する悩みも打ち明けやすくなるでしょう。

次に、デメリットについてみていきましょう。

学費が高い

医学部予備校は、学費がおよそ200万~600万かかるといわれています。また、苦手科目の克服や得意科目のレベルアップのためのオプションコースを選択すれば、さらに学費が増大してしまいます。

集団授業が合わないことがある

集団授業を行っているところが多いため、内容が分からないまま講義が進んでしまうことがあります。
また、逆にすでに自分でマスターしている単元が授業で扱われることもあり、授業が物足りなく感じたり、意味がないと感じてしまったりする恐れがあります。

周囲に流されやすい

周りに自分と同じ立場の受験生がたくさんいる環境というのは、時としてデメリットにもなり得ます。
切磋琢磨しあえる関係であればよいですが、そうではない場合、仲間と授業をさぼってしまうことがあり、受験勉強のモチベーションが低下していく恐れがあります。

医学部専門塾のメリット・デメリット

医学部専門塾のメリットをご紹介します。

基礎力が身につく

各教科の基本をしっかりと教えてくれるので、基本が身につきます。そのため、学校の授業では分からなかったところもきちんと理解できるようになり、基礎力を強化できます。
学校の授業の補習をしてほしい、授業についていけるようになりたいという方におすすめです。

指導形態が選べる

医学部専門塾は個別、少人数、集団など様々な指導形態があります。そのため、自分に合った形態を選びやすいのがメリットと言えます。

たとえば1対1で教えてほしい人は個別、友達と一緒に学習したい人は少人数など、希望に合わせて選ぶことが可能です。個別指導ならば周囲の目を気にすることなく、効率よく学習することができます。

次に、デメリットを見ていきましょう。

応用力は身につきにくい

医学部専門塾は基礎力の強化が目標ですから、応用力をアップしたいという人には少し物足りなさを感じてしまう恐れがあります。すでに基礎力は十分にあるという人や、「得意科目をさらに深く学びたい」という人には、やや不向きだと言えるでしょう。

受験対策は不十分

いくら基礎力がついていたとしても、やはり入試では応用力がモノを言いますから、医学部専門塾に通うだけでは不安が残ってしまうかもしれません。そのため、「どうしても医学部専門塾に通いたい」という人は、応用力アップのために別の学習方法を考えておく必要があります。

たとえば医学部専門塾で基礎力を強化し、独学で応用力をつけるという方法もありますが、よほど強固な意志がない限りは、独学は長続きしないでしょう。そのため医学部専門塾と家庭教師の両方を選択するなどの必要が生じ、学費がかなり高額になってしまう恐れがあります。

ただし、中には医学部受験に精通した講師が多数在籍している塾もありますので、一概に医学部専門塾だからと言って応用力が身につかないとは言いきれません。

浪人生には不向きなことも

基礎力強化に重点が置かれているため、浪人生にとってはすでに知っている内容が多く授業が物足りなく感じてしまうことがありますので、あまりおすすめできません。

家庭教師のメリット・デメリット

家庭教師のメリットをご紹介します。

完全1対1

先生と1対1で授業が受けられるため、分からない箇所もすぐに質問することができます。また、分かるまでじっくり教えてもらえるため、苦手な教科も克服しやすいと言えます。

さらに、すでに理解できている単元は飛ばすことができますし、苦手科目だけ、あるいは苦手科目と得意科目をバランスよく学習するなど、自分の要望に合わせた学習計画を立てられます。

日時が選べる

自分の予定に合わせて日時を指定できますので、あらかじめカリキュラムが決まっている予備校や塾と比べると、柔軟性に富んでいます。

先生の交代も可能

家庭教師と言っても1人の人間ですから、自分との相性がよくない場合もあるでしょう。予備校や塾では先生を交代してもらうことは難しいですが、家庭教師の場合は、先生の交代が可能なケースも多いため、ストレスなく学習することができます。

移動時間ゼロ

先生が自宅に来てくれるので、移動時間がかかりません。そのため、先生を待つ間に学習したり他のことをしたりと、時間を有効に使うことができます。

次にデメリットについてみていきましょう。

周りにライバルがいない

周りに受験生がいないため、いい意味での「焦り」を感じにくくなります。そのため、自分の学力が把握しにくくなったり、モチベーションが維持しにくくなったりする恐れがあります。

先生が来られない場合も

例えば学生の先生だ、長期休みに帰省したり、就職活動があったりして、一定期間来ていただけない場合があり、代わりの先生を探す手間や費用がかかってしまうことがあります。

授業時間が少ない

家庭教師に教えてもらう時間数は1回あたり2時間前後というケースが多いでしょう。そのため、医学部予備校や専門塾に比べどうしても少なくなってしまいますので、その分自分で勉強時間を増やす努力をしなくてはなりません。

家族の負担が大きい

家族の方は家庭教師の先生に、お茶や食事の心配をしなくてはなりません。そのため、家族に負担がかかることがあります。

さらに、家庭教師の先生が交通機関を使って来る場合は、指導料以外にも交通費を支払わなくてはならない場合も多いため、指導料以外の経費がかかります。

医学部を本気で目指すなら選ぶのはどれ?

では、3つの中で最もお勧めできるのはどれかというと、ズバリ医学部予備校です。

メリットデメリット
医学部専門予備校医学部受験に特化した授業
受験情報が豊富
綿密なカリキュラム
2次試験対策も手厚い
やる気が持続できる
学費が高い
小規模なところが多い
集団授業が合わないことがある
周りに流されやすい
医学部専門塾基礎力が身につく
指導形態が選べる
応用力は身につきにくい
受験対策には不向き
浪人生には不向き
家庭教師完全1対1
日時が選べる
先生の交代も可能
移動時間ゼロ
周りにライバルがいない
先生が来られない場合も
授業時間が少ない
家族の負担が大きい

何といっても医学部予備校は医学部受験に特化した専門予備校ですから、数多くのコースの中から自分に合ったコースを選ぶことが可能です。授業は綿密なカリキュラムに沿って行われますので、半ば強制的に勉強することができ、挫折しにくくなるとも言えます。受験勉強は長期間に及ぶため、モチベーションを維持できるか否かはとても重要です。

また、受験に関するデータが豊富なので、自分の志望大学の最新の入試情報も簡単に入手できますし、先生にも相談しやすいでしょう。

一方、医学部予備校のデメリットとして「学費が高い」という点が挙げられますが、現在では予備校も多様化し、学費が100万円からというところも増えてきています。医学部受験に精通した講師が綿密なスケジュールに沿ってきめ細かく指導してくれることを考えれば、むしろ安いと言えるかもしれません。

さらに、「集団授業が合わない」「周囲に流される」というデメリットですが、こちらは高校の集団授業のデメリットと同じとも言えます。授業が理解できないまま進んでしまうことのないように、質問はその日の授業内、あるいは授業が終わってからしっかりと質問して解消しておくように心がけましょう。また、周囲に流されやすいという人は、思い切ってクラスやコースの変更を考えてみるといいかもしれません。

いずれにせよ医学部専門塾や家庭教師と比べ、医学部予備校はメリットが多くおすすめです。

医学部受験生におすすめの予備校

では、医学部受験静におすすめの予備校を3つご紹介します。

※ 以下の表ですが、横スクロールできます。

特徴実績学費
医進の会1人1人に合わせた完全個別授業大阪医科大学、近畿大学医学部、愛知医科大学、帝京大学医学部ほか1時間あたり8,800円
ACEAcademy医師や医学生の先生のみが指導慶應大学、千葉大学、神戸大学、横浜市立大学、筑波大学ほか浪人生月額10万円
高校生月額5~7万円
野田クルゼ長い歴史に基づく信頼と指導東北大学、筑波大学、千葉大学、慶応大学、順天堂大学ほか現役生1講座15,000円~など
国立医学部進学コースは79万8千円など

医進の会

特徴:一人ひとりに合わせたオーダーメイドのカリキュラムとテキストを使用し、完全個別授業を行っています。高卒生は朝9時から23時までフォローが可能です。

実績:大阪医科大学、近畿大学医学部、愛知医科大学、帝京大学医学部など多数。

学費:1時間当たり8,800円。

医学部予備校ACE Academy

特徴:「学習効率が悪い、無駄が多い」という考えから集団授業は行わず、どの生徒も最大限に学習できるシステムを構築しています。また、指導は医師、医学生のみが担当します。

実績:慶應大学、千葉大学、神戸大学、横浜市立大学、筑波大学など多数。

学費:浪人生月額10万円。高校生月額5~7万円。通信生は月額3万円。

野田クルゼ

特徴:開校は1970年と歴史が古く、長い歴史と信頼に裏打ちされた指導力が評判です。

実績:東北大学、筑波大学、千葉大学、慶応大学、順天堂大学、杏林大学など多数。

学費:現役生は1講座15,000円~月謝制。国立医学部進学コースは79万8,000円、スーパー選抜コースは127万円、総合コースは215万円~308万8,000円など。

まとめ

受験勉強は長期にわたる戦いです。途中で投げ出したくなることもあるでしょうし、勉強が思うように進まず焦ることもあるかもしれません。また、時には体調不良などが原因で勉強をストップせざるを得ないこともあります。

しかし、大切なのはそこからいかに早く抜け出し、軌道修正ができるかどうかということです。そんな時、医学部予備校があなたをサポートし、励ましてくれることでしょう。この記事が、皆さんの参考になれば幸いです。

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